第一回バザールを考える会の報告
2019/04/10 10:40 am第二回の会議の当日になってしまいました・・・ごめんなさい。
あらすじ
27回続けてきた、わこう村大バザールですが、当初からの目的であった“わこう村の環境整備に必要な資金を稼ぐ”以外にも、やっているうちに多様な目的意識が生まれてきました。しかし、その多様さ故に「目的が分かりずらい」という意見も聞こえてきます。
また、バザールの中核を担っている保育園を取り巻く環境も変化し、日常の保育から余力を生み出しずらい現状があります。
「保育園に留まらず、地域や遠方の学生までが楽しみにしているお祭りだから続けていきたい!」という想いもありますが、「時代やメンバーに合わせながら変わっていきたい」という想いもあり、せめぎ合っています。
そこで、今一度立ち止まり、これからのバザールを考えてみることになりました。
第一回会議では
ヒデ(わこう村事務局・保育園副園長)より、これからのバザールを考える為の土台として、和光保育園が大事にする「里山手仕事民主主義」(自然と社会の縁で、自分たちの手仕事によって、自分たちの暮らしやすい村を、みんなで一緒に創っていく)という思想を伝えさせてもらいました。
加えて、今までのバザールのやり方のままでは、保育園職員にかかる負担が大きく、きつくなってきていることもお伝えさせて頂きました。そして、わこう村構想と保育園の実情を踏まえ、わこう村大バザールを、「保育園」中心ではなく、「わこう村」中心に行っていけないか?という提案をさせてもらいました。
※わこう村=和光保育園に通う子どもを“縁”に繋がっている人々の営みの総称。
※村びと=在園児・在園保護者・卒園児・卒園保護者・職員・職員OB/OG・祖父母・実習生・地域の方々・わこう村の里山の生き物たち・その他にも、縁があって繋がる全ての人
その後のグループディスカッションでは(同類はまとめさせてもらいました)
・今の和光(保育園)がずっと続いて欲しい
・和光だからできるよねって言われるのは寂しい(理想を実現するのに頑張すぎている節がある)
・和光がみんな(子・親・職員)にとって幸せな場所であって欲しい
・みんなが来たいと思うバザール、色んな意味を持っているバザール、そんなバザールが続いて欲しい
・村構想の話はスケールが大きくてイメージが出来ないが、道すじ、土台作りが上手くいくといい
・時代によって違うから、バザールも変化していくもの。塩梅が大事
・分からないのは不安 枠があった方が安心
・参加するボランティアはメンバーが大体決まっている
・誰も知らないのはドキドキ不安⇒関わって知り合いが増えて打ち解けて安心。
・普段は知り合えない人と知り合える
・「仲間」感が強すぎると入りにくい
・振り返りの機会はあった方がいいのでは?
・職員さんの余力はあるの?(⇒正直今はないな~)
・来てくれた人を大事にしたい。参加・不参加という見方でなく、出たり入ったりを認め合う。楽しそうな雰囲気を大事にする。
・楽しんでるだけなのに「よく来たね」「ありがとう」と言われて嬉しい
グループディスカッションの意見をうけ、うっすら(ヒデの中で)見えてきたのは
・(考える会に参加した方たちが)バザールに対して前向きな印象を抱いてくださっているということ。
・しかし、中には、頑張りすぎて「ちょっと大変」と思っている人と、まだまだ余力があるから「もっとやりたい!」と思っている人が居る。
・だから、頑張りすぎている人が、少し肩の荷を降ろし、まだ余力がある人が、その分を補って、いい塩梅(今年流の最適解・納得解)を調整しながら創っていく必要がある。
・また、見通しが持てないということは、みんなにとって不安なことなので、複雑ではなく、「分かりやすいバザール」にしていく必要がある。(職員に聞かないと分からない・役員に聞かないと分からないではなく)
・バザールをやって損をするのではなく、みんなが「やってよかった」「楽しかった」となれるような催しにしたい。
ということです。
また、会の中で、今年度は思い切ってバザールを休み、じっくり考える年にしてもいいのでは?とヒデから提案させてもらったのですが・・・「楽しみにしている人(特に子どもたち)は寂しがるのでは?」「一度休むと再興するのは大変だよ」という意見がありました。
決まったこと
・そこで、「今年もバザールはやる」ベースで話を進めていくことになりました。
・但し、「結局いつも通りになっちゃったね」に陥らないように、保護者会が動き出す前の4,5月に考える会を行う。
・保育園が担っていた役割を、別の主体(担ってくれる人)に譲れるところは分担していく方向に進みたいが、緩やかに移行していく。(やることがけっこう沢山あるから、それを全部任せちゃったら、任された人がきつくなっちゃうよね。ゆっくり分担していきましょう~)
ということになりました。
最後に・・・バザールの目的を確認します。
・わこう村のみんなが寄り合う為の”お祭り”であること
・お祭りの力を使って、わこう村の環境整備資金を生み出す
※その都度の短期的な目標や、副産物的な意義は生れるが、大きな目的はシンプルにこの2つなのだと思います。
まだまだ具体的な話はこれからです。
第2回バザールを考える会は本日4月12日(金)19時~、第3回は5月17日(金)19時~行います。
現役の保護者に留まらず、OB・OG、村びとの方々も、是非ご参加ください!温故知新(故きを温ねて新しきを知る)みんなで、これからのバザールを創っていきましょう!
事務局:ヒデ
カテゴリー: わこう村のこと
投稿者:wakoh-mura