お蔭様で60周年 保育園から地域へ向けて
2017/05/22 1:34 pm60thを迎え、和光保育園として何ができるだろう?と職員で考えました。
保育園として・・・となると、やっぱり「子ども」を心棒にした関わりで、何ができるのだろう?と考えます。
しかし、そうはいっても、子どもたちに「60thだから一緒に何かやろう」といってみても、子どもたちにしてみたら何のこっちゃ分からないような・・・。
私たちは普段、子どもに何かを「させる」「してもらう」のではなく、暮らしの中で起こる出会いを大事にしています。
そう考えると、私たちができること。それは、保育園という昼間の暮らしの中の、子どものそのままの日常をすくい取り、その姿を発信することなのではないかと。
いつもは、「子ども」と「」でくくられてしまって、「未熟な存在」「自己中心的な存在」「自分勝手な存在」と思い込みで見てしまいがちなのだけれど、「」を外して一人の生命ある存在としてみてみると、人間として生きている、心、こだわり、物語が、見えてきます。
その時大人は、驚き、感動し、潤い、磨かれ、豊かさを頂くのです。
そんな、一つ一つの事柄に敬意を払いつつ、見えてきたものごとを、私たちが子どもから教えてもらってきたことを「私たちなりのやり方で地域にも紹介していこう」ということになりました。
保育園に通う保護者の方々には、日々のあれこれを既に紹介しているのですが、共に暮らす地域の方々にも語っていこうというのが今回のチャレンジです。
しかし、地域といっても・・・不特定多数の方々と響き合うのは難しいので、先ずは、保育園の周りの地域の方々に発信していこうということになりました。
そこで、5月14日に職員有志で作業開始!
お寺の駐車場(地域の玄関口的な立地)を借りて、掲示板を作ろうと作業が動き出しました。
お寺の「みえく」で昔使っていた仮設の札所の材木が車庫に眠っていたので、それを再利用します。
先ずは、札所を組み立ててみて雰囲気をつかみます。
「雨宿りができる小屋風掲示板もありか?」なんて意見もありましたが、車の死角になってしまいそうだったり、雨宿りするにはちょっと小さかったり。
ということで、小屋ではなく、シンプルな掲示板を作ることになりました。
作業をしていると、ご近所さんが「なにやってる?」と声をかけてくれます。
そのたびに「お陰様で60周年を迎えて・・・子どもの姿を紹介したいな~と」なんて会話が生まれて。「楽しみにしてるよ~」とか「見通しが悪くなるのは嫌だな~」と、ありがたいお言葉を頂いて。
行き交う車の方々も、2度見をしたり、わざわざバックしてきてくれたりと、気になっている様子です。
こうやって、コトを起こしながら、ゆっくりゆっくりとですが掲示板の存在が地域の中に溶け込んでいったらいいな~と。
作業をしている姿を見かけたら、どうぞお声かけください!そして、出来上がりもお楽しみに!
そうそう、職員のAさんが10時頃に「お茶にしよ~」って、シフォンケーキを焼いてきてくれて、Kさんが煎れてくれたコーヒーと合わせて、なんだか出張カフェみたいな感じのお茶タイム。
photo:カーコ
住職(園長)さんが、法事の帰りに立ち寄って一緒にお茶タイム。
そんな様子も通りすがりの人にとっては、今は物珍しい光景なのですが、こんな感じでやっていますので、ゆっくりと馴染んでいけたらと思います。
差し入れも大歓迎です!ってちょっと図々しいですね(笑)
編集:ヒデ
カテゴリー: 60thプロジェクトのこと
投稿者:wakoh-mura